例会山行 工石山(1176m・高知県) 2021年12月12日

大豊で高速を下りて進むと、のどかな景色の向こうに巨大な人工物が姿を現わす。早明浦ダムだ。田んぼと家並みの向こうに突如立ち上がる巨大なダムはどこか異様だ。だが四国の水がめ、ありがたく眺める。
車が山を登るに連れガスが立ち込める。こんな山間では晴れる日の朝は霧が立つと先日教えてもらったばかりだが、案の定頂上のトンネルを抜けると高知市側は晴天が広がっていた。トンネルを抜けてすぐを右折。「工石山青少年の家」の奥が登山口。
工石山は高知「県民の森」に選定されているので一般登山客も多く、標識や看板等よく整備されていた。

登山口で地図読み

今回は参加人数が多いので杖塚で北回りコースと南周りコースに別れる

北回りコースは頂上まで稜線を上っていくコースで、右手に青空を眺めながら、眺望の良い大岩ポイントが何カ所かある。

白鷲岩から雲海を眺める(雲海の下に早明浦ダム)

天然ひのきの風倒根~樹齢200年のひのきが昭和38年の台風で根こそぎ倒されたもの。

工石山にはこの時の台風で倒された木が多くあった。

トド岩

トド岩から

北頂上~山座同定盤がありしばらく眺める

南頂上~南回りメンバーと合流。遠くに光る太平洋を見ながら早い昼食。

サイの河原~南周りメンバーがここでサンショウウオを見つけたというので、「ここでサンショウウオを見つけるまで帰りませ~ん」のサブリーダーの一声で本気で探す面々。

イシヅチサンショウウオの幼生。

檜屏風岩

往きの最初の分岐点「杖塚」まで帰って来て、最初は気づかなかったタイムカプセル。高知営林局創立100周年記念で、1987年に埋設。なんと100年後に開封するとのこと。先が長い!

大岩からの雲海や太平洋の素晴らしい眺め、サンショウウオ探しと楽しい山歩きだった。
春のアケボノツツジやシャクナゲの時期にまた来てみたいと思う。

【タイムスケジュール】
6:30 観音寺出発
8:15 工石山登山口着
10:10 工石山頂上(~10:50)
12:40 下山
14:30 観音寺着

 

投稿:R.Osawa

 

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